精油とは

目次

今回はアロマテラピーで使われる精油について書いていきたいと思います。

最近は大麻を使用されていた芸能人の方が逮捕されるなどのニュースがありましたが、植物は薬にも毒にもなりますが、私達は昔から植物の力を活用し、それらの恩恵を受けてきました。

今回は精油についての基礎知識をまとめてみます。

精油の読み方

まず「精油」とは「せいゆ」と読みます。英語ではEssential Oil(エッセンシャルオイル)と呼ばれています。

Essentialの意味を検索すると、以下の様な意味があります。

「欠くことのできない、必須の、非常に重要な、(…に)ぜひ必要で、本質の、本質的な、精の、精を集めた」

植物にとって重要な成分を、様々な方法で抽出して集めたモノを精油(せいゆ)と呼びます。

精油の種類は?

植物は様々な環境に適応するために、植物の細胞内で様々な成分を作り体の中に保存しています。

例えば、植物は植物の近くでウイルスや菌が発生した場合に、手を洗ったり、その場所から移動して離れることが出来ません。

そのため、植物はウイルスや菌を自分自身で防ぐ必要がありますので、抗菌や抗ウイルスとなるような成分を体の中に作るようになりました。また、暑い場所、寒い場所、ジメジメした場所、虫に種を運んでもらう為、虫に食べられない様に寄せ付けない為、など様々な環境や目的で何億年以上をかけて進化をしてきました。

ありとあらゆる環境に適応する為に進化してきた植物は、それぞれの場所ごとにその働きが異なりますので、精油の種類としては同じ植物でも、産地によっても含まれている物質が異なったり、働きが違うモノもあります。

 

精油の役割

植物が生存していく為に、植物の中で精油が作られるようになってきたと上で書きましたが、どのような役割を持っているのかもう少し詳しく書きます。

精油は、植物が永続的に存在していく為に、その地域や、存在を脅かす他の植物や動物から身を守る役割をしています。他からの攻撃に対して阻害的に働く役割をアレロパシーと呼びます。

これは、1937年にオーストラリアの植物生理学者によって提唱されました。

お刺身にワサビを添えるのも、ワサビに含まれるアリルイソチオシアネートと呼ばれる成分が、強い抗菌力を持っていたため、細菌の増殖を抑える効果があり、私達は昔から植物の恩恵を受けてきました。

また、植物がダニの被害にあったときに、ダニの天敵である蜘蛛を引き寄せて、ダニを食べて貰うようにしたり、ミツバチや蝶を香りで呼び寄せて受粉をさせるような特定の虫を惹きつける効果もあります。

精油とはまとめ

まとめると、精油とは、植物が自分自身の生存の為に作成した成分を凝縮したオイルです。

植物自身がその地域や環境に適応していく為に、多くの成分を植物の体の中で生成しています。そして、その成分は、同じ植物でも地域や環境が異なると、精油の成分も変わってきます。

精油として活用されるようになったのは近代に入ってからですが、ハーブやスパイス、薫香など様々な形で私達は植物を利用してきました。

精油として凝縮された成分は、私達にとって有効な働きをもたらしてくれる事も多いですが、私達の状態によって危険な場合もありますので、正しい精油の知識を持つことが大切です。

 

[common_content id=”15″]

[common_content id=”14″]

[common_content id=”13″]

 

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP