水瓶座の時代 土から風のエレメントへの変化とは

目次

進化をとめたとき私達は絶滅に向かう

 今時代は大きな変化の中にあるというのは、皆さんも肌で感じておられると思います。

 私も今回のコロナ騒動によって大きく社会の変化を実感しました。

 西洋占星術でも少し前から言われていましたが、水瓶座の時代に変わり、土から風のエレメントへの変化が起こっています。しかし、今年ここまで大きく動くのかと困惑を伴いながら、改めて占星術の魅力を感じています。

 今回は、色々なサイトで、2000年周期での大きな流れが変わったとか、20年単位、200年単位での流れが変わる時期と言われていますが、色々と情報が溢れていて、色々な角度から見た水瓶座の時代があり、分かりにくかったので、情報を整理し分析していきたいと思っています。

一般的に、風の時代というのは、西洋占星術で見た場合の200年周期でのエレメントの切り替わりを指しているのが一般的ですが、1つずつ説明していきます。

水瓶座の時代とは?

 まず良く言われている水瓶座の時代とはいったい何か?について書いていきます。

 色々な見方があるので、まずは情報整理したいと思います。

 水瓶座の時代といわれる理由としては次の2つです。

1.2000年単位での変化として魚座から水瓶座へ変化する。

 西洋占星術で春分点は牡牛座0度ですが、歳差運動によって春分点が2000年周期でズレるそうです。

 そして、これはキリストが誕生した時、
つまり西暦0年から西暦2000年までは12.魚座にあったという事です。

 そして、西暦2000年頃から西暦4000年頃は11.水瓶座に入っていくそうです。

2.土星と木星のコンジャクションが水瓶座で起こる。

 コンジャクションというのは同じ部屋に星が入る事です。
一つの星座の中に複数の星が入ることをコンジャクションといいます。

 そして、
土星と木星というのは、占星術では最も外周に位置しております。

占星術で木星の公転周期は約12年
占星術で土星の公転周期は約30年

 さらに、木星や土星は、私達個人に与える影響というよりも、社会的な流れを示している場合が多くあります。

 ということから、それらの星が同じ部屋に入る事を西洋占星術的にはグレートコンジャクションなどという風に表現されています。

 インド占星術でも同様に木星と土星のコンジャクションは時代の変化を表すタイミングとして意識されています。

 次は200年単位で動いているエレメントの変化について説明していきますが、まずはエレメントとは何?という事が全体を理解するのに大切になりますので、先にエレメントについて簡単に説明したいと思います。

エレメント(元素)とは

 インド占星術では、エレメント(元素)とは万物を構成する要素として定義されています。

 アーユルヴェーダでも、私達の身体も最終的に分類すると「火、土(地)、風、水」の4つのエレメントで構成されていると定義づけされています。

 そして12星座にも、それぞれに対応するエレメントが結びつけられています。

このエレメントは西洋占星術もインド占星術も同じです。

それぞれの星座と対応するエレメント

それぞれの星座と対応するエレメントについてまとめると次の様になります。

エレメント:火
1.牡羊座、5.獅子座、9.射手座
→動きを生み出すエネルギーに対応

エレメント:土
2.牡牛座、6.乙女座、10.山羊座
→物質世界で形作られたモノに対応

エレメント:風
3.双子座、7.天秤座、11.水瓶座
→思考や知的な領域に対してのモノに対応

エレメント:水
4.蟹座、8.蠍座、12.魚座
→心で感じる事、共感するモノに対応

 エレメントを知りそれを見ていくだけで、その人の特性や考え方などについても理解していく事ができるのですが、今回ここで理解していてほしい事は、それぞれの惑星がどのエレメントに対応しているかという事と、どのエレメントがどのような意味合いを持っているかを知っていただければと思います。

 次に土から風の時代への変化について説明していきます。

土から風のエレメントへの変化について

 時代の変化について、大きな流れの変化として200年周期での変化があります。

 それは一体何かというと、先ほど「水瓶座の時代とは?」の2番目で説明した土星と木星のコンジャクションが関係します。

 まず、2020年12月~2021年3月は「土星と木星のコンジャクション」は11.水瓶座で起こります。
この水瓶座のエレメントは風です。

風のエレメントの時代とは

 つまり水瓶座のエレメントが風という事で、この時代は風の時代という事になります。

 さらに、20年後「土星と木星のコンジャクション」は最初に 6.乙女座でコンジャクションをした後に、7.天秤座でコンジャクションをします。最終的に風のエレメントの要素が強くなります。

 この風のエレメントを持つ星座でのコンジャクションは、200年間続きます。

 この200年が風の時代と表現されています。

土のエレメントの時代について

 ではこれまでの土のエレメントの時代について振り返ります。

 20年前の2000年は、「土星と木星のコンジャクション」は最初に 5.獅子座コンジャクションをした後に、6.乙女座でコンジャクションをしていました。

 この流れも同じく200年前から、この土のエレメントを表す星座で「土星と木星のコンジャクション」が起こっていました。それが土の時代といわれる理由です。

 今から200年前の1800年代には、産業革命(1760年 – 1840年)が起こりました。まさしく物質を象徴する土のエレメントの時代にピッタリ一致しているように思います。

 土の物質が中心の社会として資本主義社会で、組織、建設、現実的で着実に遂行していく、そして生活のリズムや基盤が整えられていくようなイメージでした。

 その200年前の1600年代には、大航海時代として、世界各国に動きや広がっていく様子も火のエレメントの象徴にピッタリだと思います。

土から風のエレメントへの変化で時代はどう変わるのか?

 今時代が崩壊するかの様な勢いで変化をしていますが、変化というのは徐々に起こりはじめ、徐々に勢いを増してきます。
現在は時代が変わる最終段で大きな勢いで変化している様に感じます。

 しかし、これらの流れのきっかけとしては、1981年に天秤座で「土星と木星のコンジャクション」が起こています。それは、1990年頃からのIT革命に象徴される情報や知識の世界への幕開けを象徴していた様に感じました。

 先ほども書きましたが、2000年は土のエレメントを示す6.乙女座でのコンジャクションとなっておりますので、2020年までの20年間は物質と情報が入り混じる流れでしたが、ここからは物質主義から情報や形のないモノへのどんどんと変わっていくと思われます。

 お金などの通貨自体も崩壊し、形を持たない仮想通貨なども、一時はバブルがはじけ、不安や混乱もありましたが形を持たず国境を越えて広く広がっていくものとして、風の時代をとても象徴しているように見えます。

水瓶座の時代、風の時代についてまとめ

 ここまでで時代の変化について占星術的な観点から説明し、これからは土の時代が崩壊し、風の時代がやってくるんだという事をイメージしてもらえたかと思います。そして、今後20年は水瓶座での「土星と木星のコンジャクション(グレートコンジャクション)」をきっかけとした時代になります。

 そして、私達は3つの大きな流れの変化の中にいます。

1.2000年周期での歳差運動による水瓶座への変化
2.20年周期での「土星と木星のコンジャクション(グレートコンジャクション)」が水瓶座で起こる
3.200年周期での土から風のエレメントへの変化

 このように見ると、かなり大きな流れの中にいるんだなという事が実感できるような気がします。

 そして、このような切り替わりのタイミングは沢山の困難やチャレンジがあると思うのですが、それを実際に生身の身体で体験出来ているのはとても貴重な事だなと思っています。

 苦しい思いや、大変な思いをすることで、私達は進化への道を進んでいけると思います。そして自身を進化させていけるように、情熱を持ちチャレンジしていくのも大切な事なのかなと思っています。

政府の方針は時代の流れを象徴している?

 最近の菅政権での動きも、これらの風の時代をとても象徴している様に感じます。

 コロナ騒動により、オンライン化が一気に進んだこと、そしてオンラインで準備をしていた人が、一気にブレークスルーしていた事でも理解してもらえるかと思います。

今後、特に今年の12月頃からにかけて、社会基盤の崩壊が進み、オンライン化が進んでいくのかと思います。

 菅政権でもデジタル庁の創設や、デジタルトランスフォーメーションという言葉が話題になっており、社会全体としてこの動きは進んでいきそうです。

水瓶座の時代、風の時代をどう過ごすのが良いか?

「元のシステムに戻る努力ではなく、新しい時代に適応していくこと」

 良いか悪いかを抜きにして考えても、時代は大きく変わっています。

 デジタルトランスフォーメーションが今度大きく関わってくることにより、コンピューターやITに適応できない企業や個人は大きな痛みを伴う可能性があります。出勤ではなくテレワークでの出社、農業などでも温度管理や設備管理など情報管理が必要不可欠になってきています。

進化と飛躍のチャンス

 これはある意味進化するチャンスでもあります。

 既存のものに新しいモノを組み合わせて、チャレンジを行う事が出来ると、可能性や未来が大きく広がっていくと思います。

 実際に今オンライン化に向かってチャレンジしていた人達は、世間がコロナで大きく停滞している時でも、昨年以上に大きな成果を上げている方も多くおられます(自粛ムードが強いので大きく成長した人が取り上げられにくいかもしれないのですが…。)。

占星術から見た水瓶座

 更に占星術的観点から見ると水瓶座には、「独立して成熟した個人」という意味があります。

 山羊座は専門知識を持った集団という意味合いが強いですが、そこから独立して個人が個人での能力を発揮していく事が求められていくと思います。

 既に個人としての立場が明確で、自分自身の能力を発揮して、リーダーシップを持ち活躍されている人にとっては住みやすい世界かもしれないのですが、これまで「組織に守られてきた」「自分の意見が持てない」とか、「考えるのは苦手、言われた事をやるのが好き」という方にとっては辛い時代になってくる可能性があります。

 ある人にとっては自由で素晴らしい社会になるのですが、別の見方をすると、誰も守ってくれたり、教えてくれたりしないので、自分の力で考えて動いて行く必要があるということです。

 そして、つみたてNISAやiDeCoなど少し前から開始され、老後の2000万円問題などがとりあげられましたが、個人として個人で身を守るための手段を提供するという政府の方針も、今後20年の水瓶座時代を象徴している様に感じています。

 さらに、水瓶座の時代は風など情報や知性が強くなるため、私達の感情や感覚と離れやすなる事も懸念としてあります。

 そのため、メディアやSNSなどでも煽られるような状況が起こりやすいように思いますので、私たちの感情や感覚を上手くコントロールしていく事も必要だと感じています。

真実を受け入れ柔軟に対応する

風の時代を素晴らしいモノにしていくためには、
今どのような事が起こっているのかを冷静に受け止め、

それに対してどのような変化を起こしていくのか、
柔軟に思考し対処していく必要があると思っています。

ネガティブに捉えすぎたり、
ポジティブに捉えすぎるのではなく、

事実を事実としてとらえて対応していく事です。

とても単純に聞こえるのですが、

私達が長年積み重ねてきた
思い込みや固定化された価値観によって
実際に行動しようとしても、意外と難しいんです。

先が見えない不安や不確実な社会を心配されることもあるかと思いますが、
このように占星術などを使って時代の流れを考えると安心できたり、
どう進んでいくか戦略を考える事が出来ると思っています。

運命美容協会で
10月から始まる運命美容(R)心理学では
私達が変化に柔軟に対応していくための
心の状態について学んでいきます。

そして、今開催中の占星学講座では私達の運命とはいったい何なのか?
ホロスコープを使ってどうやって人生をクリエイトしていくのかをお伝えしています。

次の時代に変わっていく変化の中で、何か参考になる部分があり、皆様が今後チャレンジしていくきっかけになれば幸いです。
長文お読み頂きありがとございました。

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